Garden Column Exterior glossary

知っていますか?「造園」と「外構」の違い
―本当に伝えたい外構工事のあれこれ-

植栽も外構工事でできます

外構・エクステリア・造園・お庭・ガーデニング…。近しいけれど実は異なる「外構」と「造園」の違いをご紹介します。

こんにちは!愛知県安城市、刈谷市、知立市を中心に三河地域の外構・造園の設計および施工を行っている株式会社ルボワです。ルボワについての詳しい案内はこちらをご覧ください。

これまで何度も「外構」「エクステリア」「お庭」「造園」「ガーデニング」など、私たちの業種に関連した言葉をたくさん使ってきました。ルボワにおいては外構業をメインとした会社ですが、造園業にも携わっています。しかしお客様と打ち合わせをしている中では、「造園屋さん」と呼ばれたり、同業者の方をそのように呼んでいらっしゃるのを耳にするので、やはり外構と造園はとても近しい関係であり、混同されやすいイメージでもあるということでしょう。では一体、外構と造園の違いは何なのでしょうか。今回は私たちの業界をもっとよく知っていただくために、外構業と造園業との比較をしながらご説明していきます。

目次

  1. 外構とは?
  2. 造園とは?
  3. 両者の違いからみる依頼のポイント
  4. ルボワはどうなの?
  5. 今回のまとめ

外構とは?

そもそも外構とは、簡単に言うと「建物の周りの空間」を指します。人が居住して生活する建物の周囲において、塀や舗装、カーポートやガレージ、物置、フェンス、アプローチ、植栽を含むお庭まわり…といった建物以外のほとんどすべてに関わってくる分野です。「エクステリア」は外構と同じ意味で使われており、建物の内装を指すインテリアの対義語としてつくられました。今では、ミッドテリアという建物の中と外の中間を指す言葉まで作られましたが、それもまた外構の分野から派生したもので、工事は主に外構(エクステリア)業者が行っています。

造園とは?

では、外構と近しい存在として扱われる造園は何を指すのでしょうか。これは文字からも想像できるように、庭園などの空間をつくることを指します。和洋を問わず、個人邸のお庭から公園などの公共事業まで規模も大小ありますが、基本的には緑地空間をつくることを意味していると捉えても良いと思います。造園業を営んでいる方は樹木や草花などに精通しており、その知識と技術を生かして空間をつくります。より質の良い材料を求めて生産者さんを訪ねたり、お庭のイメージに合う石を産地まで足を運んで買い付けたりと、庭園づくりに特化している方々の業界です。

両者の違いからみる依頼のポイント

しかし、ここまでを比べてみると、外構と造園はあまり大差ないように思えるかもしれません。外構工事のなかにも植栽を扱う工事は含まれていますし、実際に設計や施工も行っています。逆に造園工事でも、必要とあれば外構分野の工事を行っていることもあります。では、何が外構と造園を分けているのでしょうか。ここからは両者の違いを考えながら、お客様が依頼をされる際に参考にしていただきたいポイントもお伝えします。

外構と造園のイメージ比較

  • 外構:家の外まわり全般 アルミ商品や構造物を多く扱う、植物類も扱う
  • 造園:家の外、特にお庭まわり 自然素材(植物や石など)が多い

先に述べた内容をさらに短くするとこのようなイメージにまとまります。もちろん、各業者によってどう名乗っているか、何をどこまで請け負っているかなどは異なりますので、あくまで一例にすぎません。

しかしながら、大まかでも上記のようにまとめることが出来れば、ご自宅の工事を依頼する際に「今回の工事はどんな会社にお願いすれば良いのだろう?」という疑問が少し解決されますよね。

例えば…

お庭の樹木を植え替えたい → 造園業者

お庭に出るためのウッドデッキを設置したい → 外構業者

玄関前のシンボルツリーの剪定を行いたい → 造園業者

玄関アプローチの舗装を変えたい → 外構業者

それぞれの業者が得意な分野を知っていれば、工事内容によって主にどちらを頼れば良いのか分かりやすくなったと思います。

ルボワはどうなの?

ここまで、外構と造園の違いを簡潔にまとめて比較してみましたが、 実際ははっきりとした線引きがあるわけではなく、各々の得意とする分野によって微妙な住み分けをしているのが現状です。各業者が専門性を持って仕事をしているからこそ、お互いが困ったときには頼ったり頼られたりできる間柄でもあります。

そのなかで、ルボワはどのような立ち位置なのか。

冒頭では外構業者でありながら、造園業にも携わっていると述べました。外構も造園も、似ているようで少し違う特性を持っていることはお伝えしましたが、そのどちらもが、これからの暮らしをつくっていく外構・造園業界には必要なのだと考えています。ですから、あえて区別をするのではなく、両方の知識を深め、技術を向上させていくことがルボワの目指すべき「暮らしと景色をつくる」ことに繋がっているのだと思います。お庭から得られる癒しも、外構から得られる機能性や過ごしやすさも、両方そろって心地良い暮らしになるのだと考えています。

今回のまとめ

普段から当たり前のように、外構造園お庭エクステリアなどといった言葉を使っていますが、外構業と造園業では行っていることが異なります。外構は建築に付随して生まれた考え方ではありますが、それゆえに建物以外の周りの空間すべてを指しますので、その範囲はとても広範囲になります。よく依頼のあるカーポートやウッドデッキ、ガーデンルームやテラスの設置など、アルミ商品や構造物を多く取り扱います。一方、造園は庭園などの緑地空間をつくることを主に指します。植物や景石などの自然素材を多く扱い、それらに特化した業界です。

そうした両者の得意分野を考えてみると、依頼したい内容によって、外構業者と造園業者のどちらに頼むべきか分かってきます。どちらもお互いの得意分野を活かしながら、専門家として対応してくれますので、そういった意味では垣根はあまりないのかもしれません。

ルボワでは、そうした外構と造園の違いを活かしながら、どちらの良さも取り入れるご提案ができるようにと設計しています。庭を中心とした緑が多くある生活も、外構を中心とした機能性に優れた生活も、どちらも大切だと考えているからこそです。

このようにルボワは外構業をメインとした会社ですが、造園の設計・施工も行っています。敷地内の建物以外の空間すべてを見て、バランスや調和を考えながらご提案を行っていますので「外構は何を考えたらよいかさっぱり分からない…」という方や「憧れのイメージがあるから自宅に反映したい!」という方、どのようなことでも結構ですので、ぜひ一度ルボワまでご相談ください。

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