美味しくてかわいい
料理に使える育てやすい木のおすすめ5選(後編)
前回に引き続き、外構・造園の観点からお庭におすすめの樹木をご紹介します。お庭をさらに身近に楽しめるヒントとなるはず。
ナツメ
クロウメモドキ科 落葉中高木 花期:6~7月 実期:9~10月
古来より中国で、薬用植物として多く植えられている樹木です。秋にはリンゴに似た風味のかわいらしい実が付きます。自家受粉するので、こちらは1本でも実がなります。
そのままでも食べられますが、ドライフルーツとしてもおすすめです。
- 丈夫さ★★★★☆
- 大きくなりすぎない★★★☆☆
- 虫がつきにくい★★☆☆☆
ワイルドブルーベリー
ツツジ科 落葉中低木 花期:4~5月 実期:6~9月
ブルーベリーの野生品種です。他の品種よりもアントシアニンが豊富であると言われています。
果実はジャムやジュース、ワインなどにもしても使えます。
- 丈夫さ★★★★☆
- 大きくなりすぎない★★★★★
- 虫がつきにくい★★☆☆☆
以上です。どれも開花期があり素敵なお花を咲かせますので、鑑賞としてもおすすめです。新しくお庭に樹木を検討しているかたはぜひ参考にしてみてください。
我が家にはどんな植え方がベスト?
料理に使える樹木のおすすめを紹介してきましたが、これらの木から好みのものを選んだら、次は実際にどんな場所にどのような植え方をするのが良いのか迷ってしまいますよね。最後に、木を植える場所を基本の3つに分けてご説明します。
「シンボルツリー」で楽しむ
玄関先またはお庭に家のシンボルとして植えられる樹木を俗に「シンボルツリー」と呼びます。生垣であったり何本かを寄せ植えしたりと並べるのではなく、1本を象徴的に植えることで、お庭の中では視線を集める効果があります。
「菜園スペース」で楽しむ
菜園スペースというと高さの出ない野菜などを等間隔で植えるイメージがありますが、近年ではポタジェ(potager・・・家庭菜園を意味するフランス語。Jardin potagerとも呼ぶ)という、野菜と一緒にハーブや果実のなる樹木を混植して楽しむ菜園が人気を呼んでいます。従来の畑よりも立体的で華やかになり、育てる楽しみも倍になること間違いなしです。
「プランター植え」で楽しむ
地植えにして大きく広がって成長してしまうのが怖い、タイルやウッドデッキの上でも楽しみたい、移動できるようにしたい、といったご要望にはプランター植えが最適です。地植えと比べると水やりはより多く必要となりますが、家やお庭の雰囲気に合ったプランターを選ぶ嬉しさもプラスされます。
今回のまとめ
住まいにおいての木の役割は景観のみにとどまりません。お庭に植えて料理にも使える樹木は、丈夫で、大きくなりすぎない(=成長が遅い)、虫のつきにくいものを選びましょう。
実際に木をどんな場所にどのように植えると良いのか、シンボルツリーとして、菜園スペースの中に、プランターに植えて楽しむ、などを基本にさまざまな植え方があります。
このほかにもお庭に植えて収穫が楽しめるもの、見ごたえある花を咲かせるものなど、おすすめの樹木はたくさんあります。ライフスタイルに合った魅力的な樹木を知りたいかたはぜひご相談ください。
株式会社ルボワは愛知県の安城市、知立市、刈谷市、岡崎市、豊田市で外構工事を行う会社です。お庭のお困りごと、新築のご相談などいつでもご用命ください。