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目隠しにもシンボルツリーにも!ぜひ取り入れてほしいオススメ常緑樹5選

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常緑樹

小さなスペースでも、緑があるだけで他に変えがたい豊かさが得られるものです。今回は常緑樹にスポットを当ててご紹介します。

こんにちは!愛知県安城市、刈谷市、知立市を中心に三河地域の外構・エクステリアの設計および施工を行っている株式会社ルボワです。ルボワについての詳しいご案内は、ぜひこちらをご覧ください。

外構やお庭のデザインをしているとき、ブロックやフェンス、コンクリートなどの人工物のほかに、彩りやワンポイントとして植栽を取り入れることがあります。

植栽に対して、お客様からは「何があるかは分からないけど…とりあえず緑が欲しい!」「なるべく手間のかからない植物を入れてほしい」といったご要望が多いのですが、私たちが実際にデザインから施工まで行うとなると「なんでもいい」ということはありません。なぜなら、植栽に関することも、専門家として一つ一つの現場のイメージや環境に合った植物を選んでいるからです。また、「管理が面倒だから植栽はなくて良いよ」というお声も聞きます。ですが、せっかくなのですから植栽にも気を配り、こだわった方がもっとずっと良いお住まいになります。

そこで、今回はぜひご自宅に取り入れていただきたい植栽、特に“常緑樹”をピックアップしてお伝えしていこうと思います。1本だけでもお気に入りの樹があると、より一層素敵な“お庭のある暮らし”が楽しめます。

目次

  1. 外構・お庭における樹木の役割
  2. 常緑樹とは?
  3. オススメの常緑樹5選
  4. まとめ

外構における樹木の役割

まずは、外構における樹木の役割をご説明します。主な役割は大きく分けると次の3つになります。

意匠性

外観のイメージに大きく影響します。しかし、ただ「見た目」ということだけを意味するのではなく、デザイン全体のバランスを樹木の高低差によって調整したり、奥行きや立体感を出したりします。そうすることでお庭・外構の意匠性がさらに高まります。

機能性

樹木があることにより、道路など周囲からの目線を遮ったり(目隠し)、日差しを避けたりできる(日陰)といった機能性もあります。アルミ製品の目隠しフェンスやシェードを取り付けなくても、自然の素材によってお庭で快適に過ごせるポイントになりますね。目隠しは、以前の記事でも取り上げたように生垣として植えるだけではなく、ポイントとして要所に植える事でも目線を散らすことが出来ますし、お気に入りのお庭でゆったりと過ごせる木陰も作ることが出来ます。

ヒーリング(心理的癒し)

目に見えるものではなくても、緑には癒し効果が期待できます。山や森のなかで、木々の香りや、植物の緑色などから、五感でリラックス効果が得られるという調査結果もあります。ですから自宅に少しでも植物があると、日常の中でも一息つくための落ち着ける空間になります。

このように、まったく緑のない住まいより、樹木などの緑のある外観の方が、お洒落さや温もりを感じさせます。また、樹木の果たす役割を考えると、設計に植栽を入れる意味や理由も分かってきますね。

常緑樹とは?

次に、今回のポイントとして、樹木の中でも特に「常緑樹」をご紹介します。そもそも常緑樹とは何かをご存知でしょうか。文字を見れば、なんとなく推測できるかもしれませんが、常緑樹とは1年を通して葉が緑色のままついている性質の樹を指します。これとは逆に、秋になると紅葉して葉が落ちるものを“落葉樹”と言います。

常緑樹の特長

  • 秋~冬でも枯れないので、緑の庭が保てる
  • 一度に落葉しないので、落ち葉が気にならない

しかし、常緑とは言え、葉がまったく落ちないわけではありません。人の髪の毛と同じで、新芽が出て成長する過程で、入れ替わりに古い葉が落ちます。ただ、落葉樹のように枯葉になって一斉に落ちるということではないので、落ち葉があまり目立たず、比較的お掃除や管理は楽だと言えます。

常緑樹を選べば、ずっと緑のイメージが保てますし、落葉樹を選べば、季節によって見た目が変化するので、四季が感じられるお庭になります。

オススメの常緑樹5選

樹木の役割、常緑樹と落葉樹の違いなどを知っていただいたところで、続いては、私たちがプランニングの中でもオススメしている常緑樹を一部ご紹介します。

オリーブ

モクセイ科 花期:5~6月(白)、実期:10~11月(黒)
成長につれて横広がりの樹形となります。乾燥には強いですが、水分が十分にあるほうが生育は順調です。自家受粉しにくいので近くに2本以上植えましょう。

常緑ヤマボウシ

ミズキ科 花期:5~6月(白・赤)、実期:9~10月(赤)

ヤマボウシは通常日本産ですが、常緑の品種は中国原産です。赤花もあり、花は上向きに付きます。8月には翌年の花芽を付け、実は食べられます。

ソヨゴ

モチノキ科 花期:6月頃(白)、実期:10~11月頃(雌木のみ)
成長が非常にゆっくりです。日当たりを好みますが、日陰でも耐えます。耐寒性が強く、土地を選びません。葉の縁が波紋になっており、風でそよぐことから、この名が付きました。

ヒメイチゴノキ

ツツジ科 花期:11~12月(白)、実期:9~10月(赤)

葉がギザギザしており、スズランに似た、白い壷型のかわいらしい花を咲かせます。苺に似た実が付き、食べられます。実は酸味があり、ジャムにもできます。

ポップブッシュ

ムクロジ科 花期:5~7月(赤)

オリーブに似た、細長い形をした葉が上向きに付きます。秋頃から見られる葉色の変化が魅力です。丈夫で育てやすく、和にも洋にもよく合います。

その他にもレモンなどの果実をつける種類や、プリベットのような生垣にぴったりのもの、四季が感じられる落葉樹などもあります。一緒に植えることで、互いに引き立て合い、1年を通してずっと眺めていられるお庭になっていくのではないでしょうか。

まとめ

  1. 樹木を取り入れると、お庭だけではなく、住まい全体の雰囲気が良くなり、デザイン性も高まります。種類によっては目隠しとしての役割も果たせますので、特に、1年を通して葉落ちの少ない常緑樹は最適です。また秋には紅葉するなど四季が感じられますので、お庭を楽しむ仕掛けとして取り入れるとより表情豊かなお庭になります。
  2. 「お手入れが出来ない」「管理が面倒」というご要望をお聞きする一方で、実際に新しくお庭に植物を取り入れたお客様からは「植物の世話が趣味になった」「思っていたよりも楽しく手入れをしている」といった声もいただいています。
  3. 植物には、人をホッとさせたり、癒したりする効果もあります。それは、森の中で深呼吸をしたくなる気持ちと同じかもしれません。

もちろん、誰もが楽しんでお世話ができるとは限りません。「植物は取り入れたいけど、お手入れは難しい…」と悩んでいるようでしたら、ルボワの年間管理もぜひご検討ください。お客様に代わって、季節ごとの植え替えなどを手配いたします。

少しでも安心して、そして長く良いお庭を楽しんでいただけるように、今後もお客様一人一人にとって一番良いご提案を目指します。新築、リガーデンなど幅広く対応しておりますので、外構・お庭をお考えの方はぜひルボワまでご相談くださいね。

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