Garden Column Plants note

植物を育てる基本!
意外と知らない?水やりのコツ

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ガーデニング水やりについて

植物を育てる際の基本中の基本、水やりのコツについてご紹介いたします。

こんにちは!愛知県安城市、刈谷市、知立市を中心に三河地域の外構・エクステリアの設計および施工を行っている株式会社ルボワです。ルボワについての詳しいご案内は、ぜひこちらをご覧ください。

以前、ガーデンセラピーについてご紹介したこともあるように、ルボワではお庭・外構とともに日常的に植物を取り入れる暮らしをオススメしています。

しかし、植物も生き物ですから、ある程度のお世話が必要になってきます。今回は植物を育てる際の基本中の基本、水やりのコツについてご紹介いたします。

目次

  1. なぜ水やりが大切なのか?
  2. 水やりのポイント・コツ
  3. 今回のまとめ

なぜ水やりが大切なのか?

植物にとって水が欠かせない理由は、私たち人間に水が欠かせないのとよく似ています。

人間の体は成人でおよそ60~65%が水分で構成されています。体の半分以上が水分であり、そのうちの数パーセントが失われるだけでも脱水症状が出はじめる、というのは熱中症の時期などに耳にしますよね。

一方、植物はというと、体内のおよそ80~90%が水分で構成されており、私たちよりも水分の占める割合がとても多いのが分かります。これは人間の新生児と同じくらいですので、こうして聞くと、植物がとても繊細な生き物だと感じます。

また、水は植物の構成要素として大半を占めているだけではなく、土中の栄養素や、酸素を運ぶ役割をしています。人間に例えると、体中を巡っている血液の役割と同じです。つまり、水がないと栄養を補給することもできないということです。このように、水は植物の生命活動に欠かせない存在なのです。

水やりのポイント・コツ

水やりには押さえるべきポイントがあります。それが、時期とタイミング(時間帯)と水の量です。

時期

春~夏にかけての暖かい時期と、秋~冬にかけての寒い時期に大きく分けられます。また、梅雨は注意が必要です。

春~夏

人間が暑くなると汗をかいたり、喉が渇くのと同じだと考えてください。植物も「蒸散」といって葉から水蒸気を発することにより、ある程度、温度を一定に保っていますので、気温が高くなる季節は特に水を必要とするのです。回数は多めに(日に1~2回)、水の量も気持ち多めがポイントです。

秋~冬

夏に比べると、あまり汗をかくことはありませんが、喉は乾きますよね。植物も一緒ですので、水がいらないということはありません。ただ、回数は少なめ(1~2日に1回程度)にしても大丈夫です。

梅雨

ひとつ注意をするべきなのが梅雨の時期です。この時期は高温多湿になりがちです。そうすると気温が高く感じても、植物は蒸散を活発には行わなくなりますので、土中の水分は保たれたままになります。その上に水をあげ続けてしまうと、根腐れを起こす原因となってしまうのです。

しかし、注意しようと思っても、ガーデニングをあまりしたことがない方にとっては、なかなか土中の水分まで考えられないですし、一見して分からないですよね。そこで次の、水やりのタイミングを参考にしてください。

タイミング

覚えるべきは「土が乾いていたら」ということです。これは本当に色んなところでよく目にする言葉なのですが、実際に乾いているかどうかを確認するには、土の表面を眺めるだけではなく、指で土を少し掘ってみると分かります。そうすると表面は乾いているように見えても、その下の土は湿っていることがあります。

先述したように、土の状態を知らずに水をあげすぎてしまうと、吸収が追い付かず、新しい酸素が供給されなくなり、結果として根腐れするということになってしまいます。これは根が溺れてしまって、呼吸困難な状態だと考えてください。ですから、鉢植えなどで植物を育てる方は受け皿に水が溜まったままにならないように、こまめに捨ててください。

また、時期のポイントと繋がる部分でもあるのですが、季節によって水やりをするのに適した時間帯も異なってきます。

春~夏

早朝と夕方。日中は気温が高いため、せっかく水をあげても土の中で蒸れてしまい、植物が傷む原因にもなりかねません。逆に、涼しい時間帯の打ち水は有効的でおすすめです。

秋~冬

午前中。この時期からは夕方になって気温がぐっと下がり、凍ってしまうこともありますので、基本的に夕方以降の水やりはしません。

水の量

最後に水の量です。先に挙げた、時期とタイミングというポイントを押さえつつ、水の量は「たっぷりと」が基本です。夏と冬によって水やりは異なるとご紹介しましたが、どちらかというと1回分の量よりも回数で調整するようなイメージです。

鉢植えの場合だと、1回でたっぷりめに水をやろうと思うと、鉢の底から水が出てくるくらいが目安となります。庭植えの場合なら、目では確認しづらいですが、指で土の中の湿り具合を確認してからであれば「ちょっとあげすぎたかな…?」と思うくらいでも大丈夫です。

また、水をやるときは花や葉の上からではなく、かき分けるようにして根元にしっかりとあげてください。花や葉に直接水をかけてしまうと、残った水滴が強い日差しに当たることで葉焼けをおこしてしまったり、通常より早く傷んでしまったりする可能性もあるので注意しましょう。

今回のまとめ

植物を育てるときには、日当たりや肥料など気にするべきポイントはいくつもありますが、基本中の基本はやはり「水やり」です。しかし、一言に水やりと言っても、気になったときに水をあげればいいのではなく、時期によって適切なタイミングや頻度は変わります。

ポイントは大きく分けると以下の3つになります。

  • 暖かい時期なら回数と水の量を多めに、寒い時期なら回数を控えめにすること
  • 水やりのタイミングは、土の中が乾いているのを確認してからやること
  • 1回にやる水の量はたっぷりとあげること

お世話をするというと少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、難しく考えすぎる必要はなく、基本的には「人間と同じ」と思って問題ありません。お庭にある樹木や草花も生きていますので、その日の調子をよく観察しながら、手入れ自体も楽しんで行っていただければと思います。

お庭の急なトラブルなど一人ではどうしようもないと感じたときには、まずルボワへご相談ください。外構だけではなく、お庭のこと全般でお役に立てるよう、皆さまからのご依頼をお待ちしております。

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