Garden Column Exterior glossary

あなたの予算取りは大丈夫?
外構工事にかかる費用の相場とは

外構の平均予算について

外構工事をしたいと思ったときに一番気になるのはやはり予算…。
「みんなどれくらいお金をかけているの?」「外構の費用相場ってどれくらいかかるの?」
そんな疑問や不安を抱えるのも当然ですよね。今回はそうしたお悩みにお答えします。

こんにちは!愛知県安城市、刈谷市、知立市を中心に三河地域の外構・エクステリアの設計および施工を行っている株式会社ルボワです。ルボワについての詳しいご案内は、ぜひこちらをご覧ください。

外構工事を行う前に、まず初めに施主様と内容の打合せをさせていただくのですが、理想のお庭のイメージや将来的なお庭の使い方などのほかに、「予算はいくらぐらい取ればいいのでしょうか?」という話はやはり必ず聞かれます。

初めから具体的に支払える金額が決まっている方もいらっしゃれば、「全然検討もつかないので予算も分からない」という方もいらっしゃいます。家を建てるまで外構とは無縁だった、という方も多いと思いますので、相場が分からないのは当然ですよね。

そこで今回は、外構工事にかかる費用について、以前紹介した記事のおさらいも含めて、予算取りについてご紹介いたします。

目次

  1. 外構工事の平均予算
  2. どうして高くなってしまうの?
  3. 部分別の費用相場をご紹介
  4. 今回のまとめ

外構工事の平均予算

「外構費用の平均予算はいくらぐらいですか?」と聞かれた際には、私たちはいつも「建物の金額のおよそ10%を外構にかける予算だと思ってください」とお伝えしています。つまり3000万円の建物に対して、外構は300万円ほどということです。

「え、そんなに?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、建物とのバランスを考えると、そのくらいは初めから予算として計画しておいた方が、結果的にバランスが良く見栄えのする外構になります。建物はいろんなところにこだわって建てたのに、その建物を引き立てる外構に十分な予算がないと、外から見たときになんだか貧相に感じてしまう…ということもあり得ます。

どうして高くなってしまうの?

一方で、「予算を取っていたはずなのに、思っていたよりも高額になってしまった」というケースも少なからずあります。これは、外構工事の価格がいつも一定とは限らないからです。実際に工事に入ってみると良く分かるのですが、該当敷地のみだけではなく、周囲の環境や状況によっても施工内容は変わります

さらに、定価で売られている商品以外にも、ブロックを積んだり、木材やアルミ材を組み合わせたりして一から作り上げるようなオリジナルの構造物を取り入れることも多くあります。そうした場合は、材料費や運搬費、施工費などをその都度計算していくため、「予想しているよりも高価だった」ということになるのかもしれません。

ただ、サイズや色、形などもご自宅にぴったりで、世界に一つしかないものを作り出すという点に置いては、やはりそれだけの価値がありますので、全体の予算も考えながら取り入れられれば良いですね。

部分別の費用相場をご紹介

次に、おおまかな工事場所別の費用相場をご紹介します。これから行いたい工事の内容に合わせて各項目を参考にしていただければ、概算ではありますが、どのくらいの規模の工事になるのか目処が立てられるのではないでしょうか。

門周り(約10~50万円)

住まいの顔になる場所であり、全体の印象を左右する重要な部分です。
インターホン、ポスト、表札などの日常生活に欠かせないものも、この場所に集まります。建物も含めてデザインを考えると、統一感が出てまとまります。

アプローチ(約10~30万円)

道路から玄関までの動線となる部分です。様々な素材や形状を取り入れてオリジナリティが出せますが、基本的には人が歩きやすいのが一番です。デザイン性だけではなく、機能面も考慮するとより暮らしに寄り添ったアプローチになります。

フェンス(約15~40万円)

防犯対策や、プライバシーの確保(目隠し)、境界線の確立などのためにも設置されます。
用途や雰囲気に合わせて、アルミ・樹脂・天然木などの素材が選べます。

駐車場、カーポート、ガレージ(約40~200万円)

外構で一番面積の大きいエリアです。車を停めやすくするためのコンクリート舗装や、雨風から車体を守る屋根や囲いを施します。
愛車が傷むのを防いだり、乗降りも天候に構うことなく出来たりと、需要の高い工事のひとつです。

ウッドデッキ(約20~40万円)

新築外構でも庭のリフォームでも人気の工事です。お庭と家をつなぐ場所として、家族や友人との大切な時間をつくります。素材は天然木と人工木とがあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

照明(約10~20万円)

防犯対策や安全面への配慮だけではなく、昼と夜とで異なる雰囲気を演出してお庭を存分に楽しむことができます。後から取り付けることも可能ですが、配線を隠して見栄え良く仕上げるならば、ある程度は初めから計画しておくことをおすすめします。

植栽工事(約10~40万円)

やはりあるのとないのとでは完成後の雰囲気の良さが違います。普段から身近に植物を取り入れることで、ストレスを軽減したり、情操教育の一環となったりと目に見えない効果も期待できます。また、視線を遮る目隠しとしてや、日陰をつくるなどの機能的な役割も果たします。

前項で、平均予算は建物の金額のおよそ10%だとお伝えしましたが、「実際にそんなにかけなくちゃいけないの?」と聞かれれば、それはやはり内容によります。どれくらいの範囲で、何を優先して工事していくのかによって大きく異なります。

ですから、ここでご紹介した部分別の費用相場を参考にしていただければ、ご自身が何をどこまで工事したくて、その場合にはいくらぐらいかかるのかという想定がある程度できると思います。

敷地が広いほど、何をするにしても費用はかかってしまいますが、だからといって価格だけを重視して費用を抑えると、砂利とコンクリートだけ…といった味気ない見た目の外構になりかねません。せっかく外構工事をするのですから、費用相場を知ったうえでご自身の予算と要望のバランスのとれたプランニングをしたいですよね。

今回のまとめ

外構工事の費用相場は、一概に「〇〇万円です」とは言えません。それは敷地面積や、周囲の環境、土地の状態、そして要望の優先度など数多くの要素がいくつも重なったうえで設計、施工されるからです。

しかし、ほとんどの場合は、建築の予算の10%を外構の予算に充てるとバランスの良い外構になると言われています。3000万円の建物には300万円の外構、5000万円の建物には500万円の外構…という具合です。もちろん、必ずしもそれだけの予算をかけなければならないということではなく、あくまでも目安です。

さらに、一度にそれだけの金額を出すのではなく、時期を少し空けてから工事をする(二期工事と呼んでいます)ことも可能ですので、焦ってすべてを決めてしまわなくても大丈夫です。新築外構に限らず、現在お住いのご自宅のお庭をリガーデンするとなると、銀行でリフォームローンも組むこともできますので、ご要望に合わせて選択されると良いですね。

外構は住環境を整えるうえでも、とても重要な役割を果たす部分です。「これでいいや」と妥協してしまうと5年後、10年後には後悔する…ということもありえます。そうならないためにも、一度、プロの目線を交えて検討してみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただいて、ご自宅の外構やお庭のリフォームに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひルボワまでメールかお電話にてご相談ください。

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