インターロッキングって何?
その魅力とおすすめの使用シーンをご紹介(前編)
インターロッキングがそもそもどんなものなのか、どのような場面で利用ができるのかを一緒に学びましょう。
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インターロッキングという素材を知っていますか?耳にしたことのあるかたもいるかもしれません。実は私たちが毎日歩く街路や、ショッピングモールなど、あらゆる場所で使用されている非常に汎用性の高い素材なのです。今回はそんなインターロッキングがそもそもどんなものなのか、どのような場面で利用ができるのかを一緒に学びましょう。
目次
インターロッキングとは
「インターロッキング」とは、地面を舗装する方法の1つで、レンガ調のコンクリート製品を組み合わせて敷き詰める施工を指します。
レンガ調のコンクリート製品は「インターロッキングブロック」と呼ばれています。素材はコンクリートですが、見た目と大きさがレンガに似せられており、レンガ敷きのようにウマ目地状に敷き並べることがほとんどです。または、縦と横を交互に並べる敷き方もあり、展開されている色をランダムに混ぜて使用することが可能です。
ウマ目地とは
コンクリートブロック積みやタイル張りなど、同形状の素材を組み合わせて並べると必ず「目地」と呼ばれる継ぎ目ができます。その継ぎ目が縦横十字にまっすぐ付いた目地を「イモ目地」、段数ごとに半列ずつずらした継ぎ目を「ウマ目地」と言います。
インターロッキングの特徴
前項で述べた説明をまとめると、インターロッキングの大きな特徴は以下の3つです。
- 工業製品であること
- コンクリート製であること
- レンガ調であること
1.工業製品であること
通常レンガは海外から輸入をしたり、時間を掛けて焼成する作業が必要になったりと納品までに手間を要する場合が多いです。それに比べてインターロッキングブロックは、 コンクリートブロックと似た工程で 比較的早い生成が可能 です。加えて見える面のみ仕上げた加工も実現するため、コストパフォーマンスに優れているのです。そのため公共の施設など広い面積に舗装をする場合は、本物のレンガを敷き詰めるよりもインターロッキング施工が選択されるケースが多いです。
また、レンガにありがちな欠けやサイズの不揃いが解消されるというところも工業製品ならではの強みです。調整が必要なく敷き詰めやすいという点で、施工性の良さも本物より抜きんでています。一方で、1つ1つ表情が違う自然物と比べると、模様が一貫してしまう工業製品は本来の風合いを出し切れないため味が出ないという側面もあります。
2.コンクリート製であること
インターロッキングブロックはコンクリート製品です。 セメントや骨材を混ぜて作られます。レンガと比較すると安価な材料を用いているというところもお値打ちに手に入る理由の1つです。コンクリート製で十分な厚みがあるので、耐久性や丈夫さも申し分なく、車が乗り入れる場所にも使用可能です。
ただし、コンクリートでできているからこその難点もあります。車のタイヤ痕が付きやすいという点です。レンガであれば痕は付きにくく、歩行による汚れも目立たないため、本物かどうかを見分けるポイントでもあります。
3.レンガ調であること
インターロッキングブロックは、サイズや色がレンガに似せたつくりであるため、敷いた様子はレンガ敷きを思わせる雰囲気の良さがあります。また、あえて焼きムラのような模様を付け、より本物に近づけた商品も存在します。
レンガの見た目でありながらコンクリート製の人工素材であるため、コンクリートやアスファルトといった人工的な舗装との相性が良いのも特徴です。