Garden Column Exterior glossary

お庭をワンランクアップさせる照明計画
照明の基本と計画のコツ(前編)

外構デザインには欠かせない照明計画について、コツやおすすめの商品もご紹介します。

こんにちは!愛知県安城市、刈谷市、知立市を中心に三河地域の外構・エクステリアの設計および施工を行っている株式会社ルボワです。ルボワについては、ぜひこちらをご覧ください。

皆さんの家の周りにはどれくらい照明がありますか?「玄関ポーチにあるだけかな」「カーポートにつけているよ」「夜は外に出ないし、街灯だけで十分だよね」などなど、様々な意見があると思います。実際に外構のプランをご提案していく中では、表札やポスト、駐車場まわり、カーポートの設置などに比べると、優先度は低くなりがちです。そこで、今回は外構における照明の重要性や、最適な照明計画についてお伝えします。おすすめの商品もご紹介しますので、自宅に似合う照明はどれだろう…と考えながら読んでいただけると幸いです。

目次

  1. なぜ照明が必要なのか
  2. どんな照明があるの?
  3. 自分に合った照明計画を立てよう!
  4. おすすめの照明商品
  5. 今回のまとめ

なぜ照明が必要なのか

先ほど、プランを検討していく中では表札やポスト、駐車場の舗装、カーポートなどに比べると優先度が低くなりがちだと書きました。

近年は、各自治体が防犯対策をとるにあたって街灯の設置数が増え、街中においては夜でも明るいと感じることが増えました。そのため、玄関先にわざわざ照明がなくてもあまり困らなくなっている気がします。しかし、私たちがおすすめする照明計画は、ただ明るくすることだけが目的ではありません。

外構の要素としての照明の主な役割は、3つあげられます

夜景の演出

お庭や外構は昼間だけのものではありません。夜、家に帰ってからゆっくりとデッキやガーデンルームで過ごしたり、自室やリビングからお庭を眺めたり…そんなときにお庭の要所や、樹木や植栽帯を照らすことで雰囲気がとても良く感じられます。これはライトアップのイベントが行われているのを見てもよく分かりますよね。昼間とは光の当たり方が異なりますので、それだけで昼間とは全く違う印象を与えられます。

防犯対策

不審者や空き巣などは「誰かに見られること」を何よりも嫌います。そのため、暗がりに紛れることが出来ないような「明るい家」には近寄りません。照明だけがあれば良いということではありませんが、人感センサー付きの照明や防犯カメラなどを組み合わせることで、より安心して暮らせる住まいとなります。

安全対策

よく知る自分の家…とは言え、夜に真っ暗な屋外で行動する場合には多少の不安を感じます。特に、小さなお子様やご高齢の方と一緒に住まわれている場合ですと、ちょっとした段差でも怪我をする原因になりかねませんので、昼間よりも一層、気を付けてあげたいと思いますよね。商品によっても異なりますが、照明器具を一つ取り入れると、直径にして1~2m程度の範囲を明るくすることができますので、ポイントになる部分に取り付けるだけでも安心感はだいぶ変わるはずです。

このように、照明を取り付けてお庭や外構を明るくすることにより、今よりもさらに安心・安全に、そして快適に過ごせるようになります。永く暮らす住まいですから、いろんな面から考えたときにも万全な備えをしておきたいですね。

どんな照明があるの?

外構における照明の役割と大切さについてお伝えできたところで、続いて、照明にはどのような種類があるのかを、それぞれの特長とともにご紹介していきます。

  • スポットライト … 局地的に照らすことができる。床、壁ともに取り付けることが可能で首振り角度が変えられる。
  • ダウンライト … 柱や天井材などに取り付けて上から下へ照らす。
  • ウォールライト … 壁などに取り付けて、主に表札などの門周りを照らす。
  • ポールライト … ポール〈柱〉がついた商品で、高さも確保しながら周囲をまんべんなく照らす。
  • グランドライト … 床面に埋め込むように取り付けて、壁などを下から照らす。

いかがでしょうか。この他にも、細いライン状になっているものや和風の照明、おしゃれで人気の高いマリンライトなど各メーカーによって多くの商品があります。思っていたよりも種類が多いと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。または、「なんとなく存在は知っていたけれど、名前までは知らなかったな」ということもあるかもしれません。家の中の照明とも少し異なりますので、普段はあまり目にしないと思いますが、実は皆様の近くで活躍しているのです。

続きはこちら(後編)

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